父の願いを・・・
~祝福のエール~
『君が自分を大切にしたければ、
まず相手を尊重すること・・・。
これこそ「人生の原理」なのです。』
(佐々木 常夫)
平成24年3月25日付で赤木麻理(旧姓:小川)は、
"めでたく"藍のあまくさ村を卒業する。そう、いわゆる
「寿(ことぶき)退職」である。
彼女は、地元の高校を卒業後、当社に入社し、丸7
年間一生懸命働き、また、社会人としても成長をして
きた。そんな彼女が、今回退職するのは、卒業生を見
送る先生のような気分である。うれしくもあり、寂しくも
ある、そんな感情である。
彼女の父は船乗りで家を留守にすることが多かった
と言う。また、母も、仕事のため家を空けることが多く、
一人っ子の彼女は家で一人で過ごす時間が長かった。
たまに、一緒に過ごす時間が出来ると、ご両親はとて
も彼女に優しく接してきたと言う。年頃で、少し"あまの
じゃく"な彼女は、なかなか素直になれなかったらしい。
そんな、彼女が、ほどなく「妻」になり「母」になる。
家庭は言うまでも無く、人が生きていく上での基本の
単位である。この"土台"が上手くいくかどうかは、今後
の人生において重要な意味を持つ。彼女は、これから、
その土台を守る大事な役割を担っていくのである。一
足先に家庭を持った者として、「頑張れよ!」とエール
を送りたい。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
そして、あなたが母になり、子供が成長していくと共
に、あなたは、あなたのご両親の気持ちがよく分かる
ようになるでしょう。あなたのお父さんと同じ一人娘を
持つ父親の立場として、私には、あなたのお父さんの
気持ちがよく分かる気がします。
『あなたが、産声を上げたとき、
あなたが、初めて笑ったとき、
あなたが、初めて立ったとき、
あなたが、初めて歩いたとき、
あなたが、高熱を出して、慌てて病院に駆け込んだとき、
あなたが、体より大きいランドセルを背負って、初めて行ってきますと言ったとき、
あなたが、初めて友達を家に連れて来たとき、
あなたが、初めて制服に袖を通した姿を見たとき、
あなたが、反抗期で、ふてくされた態度をとりだしたとき、
あなたが、失敗をして落ち込んでいる姿を見たとき、
あなたが、卒業証書を手にしたとき、
あなたが、就職が決まったと報告したとき、
あなたが、社会人の壁に阻まれ、もがいている時、
・・・そして、あなたが結婚する相手を初めて連れて来たとき。』
どれだけの深い愛情を持ってあなたを見つめて来たか・・・を。
「今度は、あなたが、妻として母として、あなたの生まれてくる子供を、
そして、あなたの家族を"愛する幸せ"を感じることでしょう。」
(藍の住人より)